047-466-2676
GoogleMap
Instagram
問診票
Web予約

チャイルド・子育て

お母さんに知ってて欲しい!ゼロ歳からの母乳と離乳食とお口の発達まとめ

こんにちは。習志野駅から徒歩1分の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。

「おぎゃー」と鳴き声
苦労してやっと生まれた我が子

おめでとうございます。
あなたは母になり初めての子育てが始まります。

右も左もわからず、24時間育児で睡眠不足
自分の子育てはあっているのだろうか?

不安になることも多くあると思います。
あなたは知っていますか?

歯の生えてない時期からの口腔ケアが
子どもの一生を左右してしまうほど重要な事。

生まれてから2歳までがその後の健康な生活をおくるにとって大切な時期です。

実際に虫歯が増えて歯科と関わってくるのが多くなるのは3歳からですが、

それまでに
①よく噛んで食べることができるお口の機能
②規則正しい食習慣
③適切な口腔ケアの習慣
の3つが身につけることが
乳歯だけではなく永久歯の虫歯や歯周病のリスクを抑えることにつながります。

特に生後19~31ヶ月が最も虫歯菌が歯に定着しやすい時期なので、
授乳、糖の摂取、食器などの共有に注意しなければいけません。

自分が悩まされた歯の痛みを我が子に味わわせたくはないですよね。
しっかりとした知識を持って我が子には虫歯・歯周病なくお口の悩みはゼロにしてあげましょう。

赤ちゃんが生まれた方またはこれから生まれる予定の方へ
0歳から2歳までの母乳と離乳食と口腔ケアについて発達時期別にまとめました。

生後1ヶ月まで(新生児)

歯はまだ生えていません。

もし歯があれば出生歯・新生歯という異常な歯なので、お医者さんに相談しましょう。

反射(刺激に反応した連続した動作)によりお乳を吸って飲み込みます。
お口のケアで赤ちゃんにできることはまだありません。発育を見守りましょう。

やれることとしては、家族の自分自身の口腔ケアをしましょう。
虫歯は感染症です。虫歯菌がいなければどんなに歯を磨かなくても虫歯にはなりません。
家族みんなが虫歯がなければリスクは減らすことができます。
虫歯があれば治しておきましょう。

生後2~4ヶ月

この時期もまだ歯は生えていません。
指しゃぶりが始まるのがこの時期です。
指しゃぶりは運動発達に重要なので発達の過程として見守りましょう。

反射でお乳を吸いますが、ある程度反射が収まってくるため「遊び飲み」が始まります。
遊び飲みは発達の証拠なので、心配いりません。
反射が収まってきているので意識がお乳以外にも向かうため授乳時に眼差しを交わしたり
赤ちゃんに声掛けなど、コミュニケーションを心がけましょう。

テレビを見ながらや携帯を操作しながらの「ながら授乳」は避けましょう。

口腔ケアとしては何か道具を使って綺麗にするという概念ではなく、
お口の周りの敏感な部分に触れられることに慣れるようにスキンシップを取ってください。

機嫌のいい時は指で口の中を少し触ってみるといいです。
(すぐ反射により舌で押し出されてしまいますが)

歯が生え始めてから急に敏感な口の中を触られると嫌がりやすいので今の時期から準備するとよいでしょう。

生後5~6ヶ月

早い子は下の歯が生え始めます。
口遊びが盛んになり色んなものを口に入れようとします。

これも発育には重要なので清潔で安全なものを準備してあげましょう。
スプーンから離乳食が食べられるようになる時期です。

○首がすわっている
○口に入ったものを舌で押し出さない
○食べ物に興味を出し食べたそうにしている
○生活リズムが整ってきた

これらのサインが出たら離乳食を初めてみましょう。
最初はなめらかなペースト状のお粥や野菜がいいです。

離乳食を与えるときはスプーンをあまり奥まで入れないでください。
正しくお口の周りの機能を発達させるためには、
スプーンを下唇に添えて上唇がおりてくるのを待ちましょう。

口腔ケアとしてはガーゼ磨きを初めてみましょう。
食後にこだわらず機嫌がいい時に、指にガーゼを巻き口の中をささっと拭って
乳歯はつまむようにきれいにしてあげてください。

乳児用ジュースやイオン飲料などは歯にとっては良いものではないため
習慣にはしないように心掛けてください。
哺乳瓶で長時間飲んでしまうと虫歯のリスクが格段に上がります。

生後7~8ヶ月

下だけでなく上の歯も生え始めます。まだ生えてきてなくても異常ではありません。
1歳くらいまで生えてこない子もいるので、生えてこない場合は
ちょっとのんびりさんなんだなと見守っていてください。

食べ方が舌でと上あごでつぶしながら食べるようになってきます。
ペースト状から舌でつぶせる硬さに徐々に変えていきましょう。

スプーンの先端に離乳食を置き唇を使って取り込もうとする動きができるようになります。
発育のためには重要なので引き続きスプーンは奥に入れないようにしましょう。

離乳食を食べたあとは湯冷ましや麦茶などを飲ませることでお口の中をきれいに保ちます。
ガーゼ磨きも食後にとらわれず1日1回はチャレンジしましょう。

生後9~11ヶ月

奥歯の方に膨らみが出来始めます。
舌でつぶせないものを奥の歯茎に乗せてすりつぶすことを覚えます。
手づかみ食べが始まり柔らかいものは前歯でかじり取ることもできるようになります。
歯茎でつぶせる硬さのものに変えていきましょう。
口腔ケアとしてはガーゼ磨きと平行して歯ブラシを使ってみましょう。

歯ブラシでしっかり磨こうというよりは
機嫌がいい時に歯ブラシを慣れさせるというのが目的です。
上唇小帯という唇と歯茎を結ぶスジに歯ブラシが当たると痛みを感じやすいため注意してください。

糖分の多いジュースはダラダラ飲んだり寝る前に飲むのはできるだけ避けます。

生後12~14ヶ月

1歳の誕生日おめでとうございます。
この時には上下で計8本の乳歯が生えてきています。

おもちゃをかむ噛み遊びが始まるため安全なおもちゃを準備してあげてください。

上下の歯を使って噛み切ることができるようなります。
手づかみ食べで大きい物を、口に運び適度な量を噛みちぎることを覚えます。
柔らかいものをスティック状にして手づかみ食べを促してあげるとよいです。
野菜などは歯茎でつぶせる硬さにして、コロコロとした少し大きめに切ってあげましょう。

口腔ケアとしてはガーゼ磨きは卒業して歯ブラシを本格的に使い始めてください。
軽い力で短期間に行うことを意識して磨きにくいところから磨いていきましょう。
食卓を一緒に囲むためついやってしまいがちですが、虫歯菌の伝播をなくすため食器の共有はさけましょう。

そろそろ卒乳を考える時期です。
歯のことを考えるとこの時期で卒乳するのがいいですが、
母乳育児の観点からは赤ちゃん主体での卒乳を推奨しているので無理にやめさせる必要はありません。

ただ1つ、寝付きの為に授乳を行っているならばやめてください。
就寝時に母乳を飲んだまま寝てしまう子どもは虫歯のリスクが高いという研究結果が出ています。
昼間良く遊ばせたり、添い寝してあげたり、母乳に頼らなくても寝られる環境づくりをしましょう。

生後15~18ヶ月

奥歯の乳歯が生え始めます。
前歯で噛み奥歯でつぶすという機能が段々と身に付いてきます。

手づかみが主体ですが、スプーンを自分で使いたがる場合はすくいやすい食べ物に変えてあげましょう。
間食をし過ぎると、食事の時食欲がわかず、偏食や食べ方の問題につながるので注意してください。
この時期の噛む力の発達は硬いものが食べられるようになるわけではなく、
柔らかく大きなものが食べられるようになっていくというものなので注意しましょう。

口腔ケアとしては毎日必ず寝る前や夕食後に歯磨きをやりましょう。
歯磨きは寝かせ磨きを行います。
膝の上に仰向けに寝かせてスキンシップをはかったり、優しく話しかけながら磨いてください。
家族で一緒に歯磨きを行いそれを見せることで意識付けにつながります。
自分で歯ブラシを持ちたがったらやらせてみるのもいいです。
しかし、その時は必ず安全のために座らせて磨くようにしましょう。

甘いものを摂り始めるのが多くなるのもこの時期です。
間食をしっかり制限し規則正しい食生活を身につけましょう。

生後19~24ヶ月

乳歯が計16本生えてきます。
(あと1本ずつ後ろに生えてきて乳歯列が完成です。)

食べられるものが増えてきますが、まだ噛みつぶせてもすりつぶすことはできません。
スプーンやフォークを使って自分で食べるようになるため、
テーブルや椅子の高さを調節して使いやすいようにしてあげましょう。
見よう見まねで食べ方を覚えるためできるだけ家族と一緒に食事をとるように心掛けましょう。

この時期はほとんどの子が卒乳しています。
歯医者としては感染の窓と言われるこの時期の授乳はおすすめしません。
感染の窓とは虫歯菌がお口に定着しやすい時期を言います。
生後19~31ヶ月が最も虫歯菌が歯に定着しやすい時期なので、
授乳、糖の摂取、食器などの共有に注意しなければいけません。

自分で歯を磨こうとしますが、立ち上がって転んで事故につながる場合があるので十分注意しましょう。

まとめ

歯が生える前から口の周りを触ってあげて慣れさせるのが重要です。
何事も練習から本番に徐々に移行していくことが大切ですね。

歯の数とその子の発育状態は関係性があるため、まずはお子さんのお口の中の歯の本数を数えてみましょう。
抜けて生え変わってしまう歯ですが、お口の周りの機能を発達させるためにとても重要な歯です。

乳歯の虫歯が多ければ永久歯の虫歯も多くなる傾向があります。
デンタルIQをあげていき小さい時から虫歯予防に気をつけてあげて、我が子に素敵な笑顔と健康を授けましょう。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

最近の記事

  1. お口中にはどのくらいの細菌がいる?予防歯科の重要性

  2. 歯が痛むときの応急処置

  3. マウスウォッシュの効果と使い方