歯周病は、大切な歯を奪ってしまうだけでなく、全身疾患とも深い関わりがあることがわかってきました。歯周病菌が肺や血液を通じて全身をめぐり、さまざまなトラブルを引き起こすことがあるのです。病気の原因を探していたら、なんとそれが歯周病だった……というケースも少なくありません。歯周病を甘く見ず、予防とともに早期治療に努めましょう。

しっかりと寄り添った歯周病治療

歯周病とは

菌によって歯の周りの顎の骨が溶けて壊れていく病気です。
最初は磨き残しによる歯ぐきのちょっとした腫れから始まります。
歯ぐきの炎症は段々と広がっていき、歯ブラシではきれいにしきれない深い歯周ポケットを作っていきます。
やがて顎の骨が溶けて歯を支えられなくなってしまい、歯が抜けてしまいます。

歯周病のチェックリスト

・朝起きたとき口がネバネバ
・歯を磨くとき血が出る
・固いものを食べると血が出る
・歯ぐきがむず痒い
・歯が浮いたような気がする
・歯ぐきが痛い
・歯間乳頭(歯の間の三角形の歯ぐき)が盛り上がって腫れぼったいいる
・歯間乳頭(歯の間の三角形の歯ぐき)がピンクというよりは赤い色をしている
・歯間乳頭(歯の間の三角形の歯ぐき)が痩せて隙間がある
・口臭が気になる
・固いものがかみにくい
・歯が長くなった気がする
・歯がグラついている
・歯ぐきを押すと血がにじむことがある
・歯ぐきを押すと膿がにじむことがある
・歯と歯のあいだに食べ物が挟まりやすい
・タバコを吸っている
・糖尿病の治療中
・妊娠中
3つ以上当てはまる人は歯周病のリスクが高いといえます。

歯周病の治療

歯周病の原因はプラークと呼ばれる細菌の塊ですので、とにかくお口の中をきれいにすることが重要です。
当院では専門的な器具を使って歯のクリーニングを行い、歯磨きのチェックしながら歯ぐきの安定に向けてサポートしていきます。
そして、歯周病の再発を防ぐために定期的なメインテナンスをしていきます。