ヘルシー・健康

歯周病と喫煙の関係

こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。

虫歯と同様に歯周病はとっても身近な病気ですが、虫歯よりも予防を心がけている人は少ないように見受けます。しかし、歯周病は歯を失ってしまう原因の多くを占めているともいわれており、しっかり予防をしないと歯を失ってしまうことになりかねません。

この記事では、喫煙と歯周病の関係について解説していきますよ。

■歯周病は人が歯を失ってしまう原因の多くを占めている

人が歯を失ってしまう原因は外傷や虫歯、歯周病など、さまざまな原因がありますが、そのなかでも歯周病は特に多くの割合を占めているといわれています。ですので、自分の歯を守るためにも歯周病の予防を早いうちからしっかり行うことが大切です。

■歯周病ってどんな病気?症状は?

歯周病は、歯と歯茎の溝や間に磨き残しによるプラークが定着してしまうことでお口の中が細菌に感染して生じる病気です。別名感染性炎症性疾患とも呼ばれています。歯周病の超初期段階は、歯肉炎と呼ばれ歯肉炎が進行した状態が歯周病と呼ばれています。歯周病は虫歯よりも身近に感じない人が多いかもしれませんが、歯周病は30代以上で約3人に2人がかかっているといわれているほど、頻度の高い疾患です。

症状としては 歯の骨や歯肉が溶け出してしまうため、腫れる、赤くなるといった症状が出ます。しかし、虫歯のように痛みやしみるなどのわかりやすい自覚症状はほとんどないため、歯周病になったことに気づかず、そのまま重度までゆっくりと進行してしまうケースが多くみられます。

■喫煙と歯周病の関係!リスクを増加させるって本当?

たばこが体によくないというのはみなさんもご存じかと思いますが、体の健康にだけ悪影響を与えるわけではありません。たばこに含まれている「ニコチン」と呼ばれる有害物質は体の健康のみならず、お口の中の健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。

お口の中への影響というと、口臭や歯の着色汚れなどがイメージされますが、なかでも密接に関係しているといわれているのが歯周病です。歯周病は虫歯とは異なりわかりやすい症状がないままゆっくりと進行していくため、気づいたときには歯がぐらついている重度の状態になっていたということも少なくありません。喫煙者は特に、ニコチンによって歯周病を悪化させてしまう傾向が高いといわれています。

■喫煙者は歯周病に気づけない!?

たばこの煙には一酸化炭素という物質が含まれており、この一酸化炭素は酸素の共有を妨げてしまいます。ですので歯の周囲組織に酸素がきちんとまわらず酸素不足を引き起こす原因になってしまいます。そうなると血管は収縮して血流も滞ってしまいます。すると歯肉から出血したり腫れたりするなどの症状があらわれます。この症状は歯周病の初期症状と同じです。つまり、喫煙者は症状があっても歯周病だと気づきにくいためそのまま放置してしまい、気づいた頃には悪化してしまっているという傾向が高くなるのです。

■喫煙者は治療経過も悪くなる

喫煙者でももちろん歯周病の治療は可能ですが、進行してしまうと自分でどうにか改善しようとするのはむずかしくなります。特に喫煙者は体の免疫力が下がっているため、歯周病にとっては好都合の状態になり、自力でどうにかしようとしても菌がどんどん繁殖してしまうリスクが高くなります。

速やかに歯科医院にいくのが得策ですが、歯科医院での専門的な治療をおこなった場合でも非喫煙者と比べると治療経過が悪くなるということも明らかになっています。歯周病になる前も、なった後も喫煙は密接に関わり合っているということを理解しておきましょう。

■今からできる歯周病予防

若いうちは大丈夫と過信してしまいがちな歯周病ですが、実は歯周病の予防は、10代後半〜20代から開始すると効果的だといわれています。今日から取り入れられる歯周病予防を心がけて生活していきましょう。

・睡眠時間を確保

・バランスのとれた食事をとってリズムが整った規則正しい生活

・鏡を見たときやお風呂上がりに歯肉の状態をチェック

・歯科医院で検診を受けて指導やケアを受ける

・歯ブラシだけではなく歯間ブラシやデンタルフロスも併用

・歯ブラシはヘッドが小さく、毛先は短いものを使用

自分にどんなブラシが合うのかは歯科医師や歯科衛生士の判断を仰ぐことが大切です。

■まとめ

歯周病は虫歯と同じように、誰でもなりうるとても身近な病気です。「若いうちは大丈夫」と思わずに、早いうちからしっかり予防して歯周病を防ぎましょう。歯周病を予防することは自分の歯を守ることに直結しますよ。

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