インテリジェント・雑学

歯ブラシの交換タイミングや選び方

こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。

歯ブラシは毎日使用するオーラルケアグッズですが、みなさんはどのくらいの頻度で歯ブラシを交換していますか?交換するタイミングがわからず古いものをずっと使い続けているという人も多いのではないでしょうか。しかし、適切なタイミングで歯ブラシを交換しないとお口の中を清潔に保てなくなります。

今回は歯ブラシを交換するタイミングや歯ブラシの選び方について解説していきます。

新しい歯ブラシへ交換するタイミングの見極め方

歯ブラシを交換するタイミングの見分け方は、毛先の広がり方がもっともわかりやすいです。歯ブラシを後ろから見た際に毛先が歯ブラシの頭からはみ出してみえている時は新しいものに交換するようにしましょう。交換時期の目安はおよそ1〜1.5ヶ月です。

歯ブラシの毛先が1〜2週間で広がってしまっている場合はブラッシングの力が強い可能性があるので、力を抜いて優しく磨くことを意識してみましょう。ブラッシングの力が強いと歯や歯茎を傷つけてしまうリスクがあるので改善する必要があります。

■歯ブラシの正しい保管方法

歯を磨いた後の歯ブラシは、歯ブラシについた汚れや菌を十分に水で洗い流しましょう。歯ブラシの毛先に水分が残った状態で保管してしまうとカビや雑菌が繁殖してしまう恐れがあるため、洗ったあとは、乾燥させて保管することも重要です。できるだけ風通しの良い場所を選び、ヘッドを上にして保管するようにしましょう。

■古いブラシを使い続けるリスク

・細菌が増殖する

口腔内には常在菌が存在しているので、毎日歯磨きをしている歯ブラシの毛先には菌や汚れがたくさん付着してしまいます。特に古くなった歯ブラシは菌が多くなるので要注意です。どれだけ正しく保管できていてもヘッドは汚れているということを覚えておきましょう。

・虫歯や歯周病になる

古い歯ブラシは毛先が広がっているため、汚れをしっかり落とせず蓄積されてしまいます。しっかり磨いているつもりでも毛先が広がっていると、汚れを落とす効率が悪くなり磨けていないので毎日磨いていても虫歯や歯周病のリスクが高くなります。毛先が広がった古い歯ブラシは、歯垢の除去率が20%〜最大40%ほど下がるといわれています。

・歯茎や歯を傷つけてしまう

毛先が広がってしまった古い歯ブラシは弾力性も失われているので歯茎や歯を傷つけてしまう恐れがあります。冷たいものがしみる、などの症状がある方は古い歯ブラシを使用していて歯茎や歯を傷つけている可能性があるので使用している歯ブラシを見直しましょう。

■歯ブラシの選び方のポイント

しっかりケアを行うためには、歯ブラシの選び方も大切です。以下のポイントをおさえておきましょう。

・毛先の硬さや形状

歯ブラシの毛先が硬いと磨けている気持ちになりますが、硬すぎると歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。かといって柔らかすぎても毛先があたらず汚れを落としきれないということが起きてしまいます。インプラントが入っている箇所や歯周病がある場合はできるだけ刺激がないよう毛先は「やわらかめ」のものを選ぶのが推奨されていますが、それ以外の場合は「ふつう」の硬さを選んでおきましょう。また、毛先の形状もポイントのひとつです。先端に向かって毛先が細くなっているものや平らなもの、ブラシ面が山型になっているものや水平なものなど、よく見てみると様々な種類があります。

歯周病をケアするためには、毛先が先端に向かって細くなっている歯ブラシを選ぶのがおすすめです。水平なブラシ面だと歯の表面にかかる力に偏りがなく、満遍なく汚れを落とせます。

・ヘッドの大きさや柄の太さ

ヘッドの大きさや柄の太さもポイントのひとつです。歯ブラシのヘッドは大きすぎると小回りがききませんので、大きすぎないものを選ぶと細かい箇所も磨きやすくなります。しかし、握る力が弱い方は安定するようにヘッドが広いものを選んだ方が良いケースもあります。自分の歯列の状態や特徴に合わせ、総合的に判断して選ぶと良いでしょう。柄も同様に自分に合ったものを選びましょう。

■まとめ

1日3回以上は歯ブラシを使用するので、定期的に交換することが大切です。古いものを使い続けるのではなく、タイミングを見極めて新しいものを使うようにしましょう。また、種類もさまざまなので自分の歯並びにあったものを選ぶことも大切ですよ。歯科衛生士に相談するのもおすすめです。

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