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注意!歯周病は万病の元~肝臓病編~

こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。

まずは歯周病の知識の間違い探しをしましょう。

○か✕かで考えてみてください。

歯周病は世界で1番かかっている人が多い病気です。

歯周病は口の中だけでなく体全身の病気と深く関わりがあります。

わかりますか?

どうでしょうか?

実は

この2つはどちらも本当です

多くの人がかかっているのにも関わらず

あまり知られていない、歯周病と全身の病気についてまとめていきます。

今回は肝臓病についてまとめていきます。

肝臓の働き

肝臓は多くの働きを担っていて、体にはなくてはならない臓器です。

肝臓の機能を大きく3つに分けると
・栄養の代謝
・解毒作用
・消化液の産生
これらの働きがあります。

栄養の代謝

胃や腸で吸収された栄養は全て一度肝臓に運ばれます。

そこで体に必要な使いやすい形に加工して貯蔵し必要な量を全身に回します。

解毒作用

体の中に毒が入ってきた場合肝臓の細胞に取り込まれ分解されて無害にして排泄されます。

消化液の産生

吸収を助ける胆汁という消化液を壊れた赤血球から作ります。

こんなに大きな機能を担っている肝臓の病気とはどんなものがあるのでしょうか?

肝臓病とは

肝臓の働きが弱くなり、上記の3つの機能が下がっていってしまう病気です。

しかし、自覚症状には出にくく気づいたときには病気が大きくなっていることも多く、

肝臓は膵臓と同じく「沈黙の臓器」とも言われています。

肝臓病にはステージがあります。
・肝臓の働きが悪くなる「脂肪肝
・肝臓に炎症がおきる「肝炎
・末期症状の「肝硬変」「肝がん

中でも現在増加してきているのは脂肪肝疾患です。

日本人ではおよそ1500万人が脂肪肝になっていると言われています。

脂肪肝の状態で放置すると10人に1人は慢性肝炎になり

慢性肝炎を放置すると10人に1から3人は肝硬変に移行し、肝がんにまでなってしまう怖いものです。

ではこの怖い肝臓病が歯周病とどのように関わっているのでしょうか?

歯周病と肝臓病の関連は

病気の発端の脂肪肝になるところから歯周病が深く関連しています。

歯周病が進行すると糖尿病も進行します。
詳しくは→ほっておくと糖尿病に!?7割以上の日本人が知らない意外な原因とは?

糖尿病が進行した状態では血糖値が常に高い状態となり、
肝臓は糖を蓄えて調節する機能があるため、
ドンドンと栄養を蓄えていきます。

その状態が続いてしまうと脂肪肝という状態になってしまいます。

肝炎への移行

脂肪肝の状態が続けば次のステージの肝炎に移行していきます。
そこでも歯周病が関連しているということがわかってきました。

肝炎の患者さんと肝臓は健康な人の歯周病菌の研究を見てみると、健康な人に比べて肝炎の人は2.36倍の確率で唾液から歯周病菌が検出されているという結果があります。

一方肝炎の人に歯周病治療を行い、3ヶ月後の血液検査をすると肝臓の数値が改善した。という結果もあります。

まだ仕組みまで正確にはわかってはいませんが、

慢性炎症(歯周病など)が体のどこかにあるということは、悪い相互作用が起きてしまう可能性が高いです。

まとめ

今回も歯周病と体の病気の関連性のお話をしていきました。

沈黙の臓器の1つである肝臓の病気は絶対になりたくないですよね。

肝臓の病気は自覚症状が出にくく発見が遅れてしまいがちですが、
関連が深い歯周病は発見は簡単です。

鏡で歯ぐきを見てください。
「赤く腫れてはいませんか?」
「歯ブラシで出血はありませんか?」

それは体から出ている歯周病のサインかもしれません。

お近くの、またはいつも行っている歯科医院で歯周病の検査をしてみましょう。全身に起きる大きな病気を予防するきっかけになるかもしれません。

今日は歯周病と肝臓病の関連性について学びあなたのデンタルIQが上がりましたね。

デンタルIQをあげて素敵な笑顔と健康を手に入れましょう。

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