チャイルド・子育て

新人ママに知っててほしい歯科医が教える0歳からの良習慣

こんにちは。習志野駅から徒歩1分の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。

最近赤ちゃんが生まれたママからこういった質問を良く耳にします。
「将来歯並びを良くするために今から出来ることはありますか?」
素晴らしい質問だと思います。

歯並びは遺伝よりも習慣で決まってきます。

0歳から出来る良い習慣を身につけて、将来矯正治療が必要ないきれいな歯並びをお子さんに授けてあげましょう。
今回は0歳からできる良い習慣をまとめていきました。

 生後3ヶ月の外出を控える

生後3ヶ月は自分の免疫がまだ充分にできていません。
母乳からの免疫で外からやってくる菌やウイルスをなんとか退治しています。
外出を気にするだけでなく自分や家族が帰ったときも外から菌やウイルスを持ち帰ってしまっているので、
手洗いうがいをしっかりするなどでケアしてあげてください。

免疫の問題だけでなくもう一つ、生後3ヶ月は原始反射と言うものが残っています。
赤ちゃんは外の急な光の刺激音の刺激にとても敏感で原始反射により体を強張らせます。
なるべく過度な刺激は避けてあげましょう。

良い抱っこと良くない抱っこ

赤ちゃんの首がまだ座っていない時期の抱っこは注意が必要です。
この時期の抱っこの仕方によって、その子の骨格と顔立ちを決めると言っても過言ではありません。
抱っこひもを使って首がだらーんとなってしまっている赤ちゃんを見たことがありませんか?

良くない抱っこをしていると体のストレスを解消するために初めての寝返りが早くなる傾向があります。
その後の成長発育に影響が出るのでできれば赤ちゃんのストレスがない抱っこができると良いですね。

推奨する抱っこは画像のように赤ちゃんは
横向きで腕で頭を支えて足の間に腕を入れないでしっかり包み込んであげる抱っこです。

まんまるねんねのすすめ

動物の赤ちゃんは産まれた瞬間に外敵から身を守る為に立つことが出来たり、泳ぐことが出来たり、木にしがみ付いたりします。
しかし、人間の赤ちゃんは頭が大きい為お母さんの体の中で十分自分の身を守れる程発達する前に産まれてきます。
動物からしたら未熟な内に産まれてくると言っても良いかもしれません。

ですので産まれてから3ヶ月はお母さんのお腹の中にいる時となるべく同じ体勢が良いでしょう。
そこで赤ちゃんを寝かせる時は、平らな所で泣かせるのでなく、まんまるねんねをオススメします。

室内での手袋靴下をやめよう

つい「寒そうだから」とか「可愛いから」と手ぶくろやくつ下などをお家の中でさせてしまっていませんか?

発達の過程で手と足の細かい動きを覚えるのに手ぶくろとくつ下は妨げになってしまうのです。

寒い外では手ぶくろくつ下も必要ですが、できればお家の中だけでも暖かくしてあげて、裸足でいっぱい遊ばせてください。

赤ちゃんには大人には少ない体温を上げる細胞が多いので大人が思っている以上に寒さを感じませんよ。

大切なハンドリガード

ハンドリガードはお口周りの発達と手足の発達には欠かせないものです。
それは言い換えれば「指しゃぶり」です。
指しゃぶりはいけない事といわれるかもしれませんが、しない方がいい指としてはいけないタイミングがあります。
それを守れば、むしろ成長発育のためにした方がいいのです。

ハンドリガードの基本は親指、手の親指に始まり足の親指もハンドリガードが始まります。
「足の指は汚い」とやめさせようとするママさんもいますが、
成長発育には重要なステップなので、足の指もよく拭いてあげて清潔にして見守ってあげてください。

1個前の項目で手袋靴下はこのハンドリガードを妨げてしまうので、この理由でもあまりおすすめ出来ません。

ハイハイの重要性

ハイハイは成長発育にとても重要です。
左右で別の動きをし、首を常に支えなくてはならないため体幹をはじめ体の筋肉が鍛えられます
ハイハイも段階があります。
最初は膝立ちのハイハイから膝を伸ばして足裏で蹴るハイハイになります。

ここでも重要なのは手袋と靴下をしないことです。
滑ってしまい足裏のハイハイの踏ん張りができないので、良くありません。
ハイハイを十分にせずに立ち上がると体幹がしっかりしていないためフラフラと姿勢が悪くなりがちです。

哺乳瓶選びの重要ポイント

哺乳瓶を選ぶ時に多く確認するのが「」「大きさ」「硬さ」だと思います。
しかし、上記には重要な物が抜けています。
それはミルクが出る「穴の大きさ」です。
これが大きすぎると赤ちゃんが力を入れなくても飲めるようになってしまいます。

忙しいお母さんは早く飲み終わって欲しいので穴は大きい方がいいと考える方がいるかもしれませんが、
できるだけ力を使うように成長に合わせて穴を小さ目にしてあげたほうが良いです。
Lサイズは力を使わず出てきてしまうのであまりオススメできません。

離乳食のタイミングと与え方

月齢で6ヶ月からと言われることが多いですが、成長発育は個々で大きく違うため、ただの目安ということで覚えておきましょう。
離乳食の与える発育の段階としては、
スプーンを口に添えても舌で押し返さない」「おすわりがふらつかずにできる
などがおすすめです。
生後1年間の主な栄養源は母乳です。

離乳食を月齢に合わせて無理に初めなくても栄養は足りていますので心配しないでください。
離乳食の与え方はこちらのサイトでまとめていますのでぜひこちらも合わせて御覧ください。

歯科医師が教える正しい離乳食の食べさせ方

ママも一緒にあいうべ体操

赤ちゃんにぜひやっていただきたい体操があります。
それは「あいうべ体操」と言うものです。

お口周りの筋肉や舌の筋肉を鍛える効果があります。
何も難しいものではありません。
大きなお口で「あー」「いー」「うー」そして舌を思いっきり出して「べー」
1秒間ずつ大げさにやるのがコツです。

しかし、赤ちゃんには言っても思った通りにやらないのが当たり前
そんな時はお母さんが「いないいないばー」の要領であいうべ体操を赤ちゃんの前でしてください。
赤ちゃんはお母さんの真似をしたがるので、知らぬ間にお口を大きく使ったエクササイズができます。
お口周りのトレーニングはこちらに詳しく書いてあります。

滑舌改善トレーニング~歯科医が伝えるほんとのところ~

赤ちゃんもスマホ中毒!?

最近多いのが赤ちゃんにスマホの動画を見せてあやしているお母さん。
忙しい中で簡易的に赤ちゃんのご機嫌を良くするのでとても良いツールですが、
それに関連して小児に増えている疾患があります。

それは加齢性黄斑変性症と言うものです。
加齢性黄斑変性症は網膜の一部に老廃物がたまり目が見えにくくなる疾患です。
加齢により増えていると言われていますが、感受性が高い乳児期からスマホに触れることで若年者でも増えてきていると言われています。

「スマホを見せるな!」というのは今現代では難しいので、子どもに見せる時はブルーライトのカットフィルムメガネを使用し、できるだけ光量を少なくする方が良いでしょう。

まとめ

今回は新人パパ・ママに知っていてほしい0歳からやっていく良い習慣をまとめていきました。
今までの習慣もあるのでいきなり全部実践していくのは難しいと思います。

しかし、知っていると知らないのは大きな違いです。
ちょっとしたことを意識し、我が子の成長発育が良い方向になるのを見守っていきましょう。

0歳からの成長発育を学ぶことであなたのデンタルIQが上がりましたね。
デンタルIQを上げて素敵な笑顔と手に入れましょう。

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