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インテリジェント・雑学

レントゲン検査で何がわかる?

こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。

歯科医院では、定期健診や症状の原因を探るためにレントゲン検査を受ける機会も多いです。「どこまでわかるの?」「何が見えるの?」と不思議に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。本記事では、レントゲン検査でわかることや見えることについて、種類をふまえて詳しくお話しします。

■歯科用レントゲンの被曝量について

被曝量による健康への影響が不安な方も多いと思います。しかし、歯科用レントゲンで受ける被曝量はごくわずかで、健康にも体にも害はありません。例えばパノラマレントゲンであれば一枚あたり約0.03ミリシーベルト程度、デンタルレントゲンであれば一枚あたりの放射線量は約0.01ミリシーベルト程度です。飛行機で日本からヨーロッパへ一回往復した場合、0.1から0.2ミリシーベルトの被曝量があるとされているため、非常に少ない数値であることがわかります。1年分の自然放射線と比較しても極めて少ないので、心配はいらないでしょう。

※Sv(シーベルト):人体への影響の単位

■歯科用レントゲンの種類

歯科用レントゲンといっても種類がいくつかあり、使用されているのはひとつではありません。目的によって何を使うのかも異なります。まずはどんな種類があるのか見てみましょう。

①パノラマレントゲン

口腔内全体を撮影したいときに使用されるレントゲンで、定番のものです。歯列はU字型にカーブしているので正面からただ撮影しただけでは歯全体を写すことはできませんが、パノラマレントゲンはぐるっと顔の周囲を撮影できるため、全体を撮影できます。また、写る範囲はお口の中だけでなく、目の周りから下顎までです。広範囲を写せるので全体的なバランスや健康状態を見ることができます。

②デンタルレントゲン

2〜4本ほどの歯の、狭い範囲を撮りたい場合に用いられるレントゲンです。パノラマレントゲンと同じように歯科医院の検査における定番のレントゲンです。デンタルフィルムと呼ばれる薄いプレートをお口の中に入れて撮影が行われます。パノラマレントゲンが口腔全体を把握するのに特化しているのに対し、デンタルレントゲンは見たい特定の部位を詳しく見られるのが特徴です。

③歯科用CT

使用する機器自体は、パノラマレントゲンと同じですが、コンピューター処理が異なります。パノラマレントゲンが2次元画像(平面画像)で写し出されるのに対し、歯科用CTは、3次元画像(立体画像)で写し出されます。大きな病院でもCT検査と呼ばれるものはありますが、歯科医院で撮影されるCTは、お口周りだけを撮るものです。インプラント治療を行う際に欠かせない検査です。

④セファログラム

セファログラムは、「頭部X線規格写真」とも呼ばれ、顔の側面から撮影を行う検査方法です。 矯正治療を行う際の治療計画の立案に利用されます。

■歯科用レントゲンでわかること・見えること

・パノラマレントゲン

治療で取り付けた人工物の適合や、親知らずの状態、顎骨の状態を見ることができます。広範囲を撮影するものなので、見えにくい小さな虫歯を見つけることはほとんどできませんが、ある程度進行している大きな虫歯は見つけることができます。そのほか、歯の神経の状態や歯の亀裂やひび割れ、二次虫歯の有無なども撮影できます。歯石がどの程度付着しているのかもわかります。

・デンタルレントゲン

歯間部や隙間、溝などの目視できない位置にある虫歯や小さな虫歯などの発見に役立ちます。また、特定の部位を撮影できるので、修復物の下で再発している二次虫歯も見つけることができます。そのほか、歯周病の進行状態も見ることができます。歯石の有無も見られますが、全体を見ることはできません。

・歯科用CT

インプラント治療は骨の量や厚み(密度)など、骨の健康状態が良好であることが重要かつ不可欠な要素になります。歯科用CTを受けることで、骨の健康状態を細かく把握することができます。そのほか、歯茎に埋まっている歯や歯の神経の先にある膿を見つけることもできます。

・セファログラム

頭部から頸部までの骨の状態を把握することができるため、矯正治療に使用されます。ほかの検査とは異なり、顎骨の位置や横から見た際の頬や唇のライン、歯列の状態や歯の傾きなどを細かく把握できます。こういった情報から矯正治療にどのくらいの時間が必要になるのかを知ることができます。

■まとめ

歯科医院でのレントゲン検査は、1〜2年に1度は受けましょう。本記事で解説したように歯科医院で受けるレントゲン検査の被曝量は健康に害はないので安心です。

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